小高い丘の上のロケーションに佇むRC住宅。 今回のリノベーションにおいて私たちが目指したのは、「無機質な素材」を巧みに重ね合わせることで生まれる、凛とした張りつめた空気感と美しさの構築でした。 コンクリートや金属、タイル、ガラスといった無機質な素材は、一歩間違えればただの「冷たい空間」になりかねません。だからこそ本プロジェクトでは、ディテールへの極限までのこだわりと、それを形にする熟練の職人技術が不可欠でした。難度の高い納まりや繊細な手仕事が求められる現場において、職人たちの高い手腕によって理想の質感が立ち現れました。 建築において最も重要なのは、クライアントと設計者の「美意識の同期」です。美意識の高いお施主様と私たちの描くコンセプトが狂いもなく一致したからこそ、妥協のない、本質的な空間が完成したと感じています。 ただ古いものを新しくするのではなく、素材のポテンシャルを極限まで引き出し、時を経ても風化しない空間を仕立てる。そんな建築の面白さを改めて実感するプロジェクトとなりました。 最後に置き家具を設置して全体の写真撮影を行います。どのような住まいになったのか?お楽しみにお待ちください…